赤色には、情熱的、強さ、エネルギー、リーダーシップ、注目、暖かいなどのイメージ効果があります。
内向的で自信がなかったりネガティブだったりして仕事で思うように成果が出ない。上手く女性にアプローチできない。
そんな人はこの「赤」を身に着けてみてください。
近年では数々の実験・調査によって赤の効果が証明されてきています。
そんな赤を身につけることによる効果をご紹介します。
赤を身につけると自信がつき仕事のパフォーマンスが上がる
赤を身に付けている人は、自分が強くなったように感じられ、自信がみなぎりパフォーマンスが高まります。
相手からは支配性を感じて魅力的に見え、自分は自信あふれる精神状態になっていくのだそう。
オバマ前大統領は青のネクタイを愛用していましたが、大一番の勝負というべき大事なスピーチのときには赤のネクタイを締めて壇上に立っていました。
これが「パワー・タイ」と呼ばれる赤いネクタイが勝負タイとして活用されてきた理由です。
コペンハーゲン大学の科学者チームによる調査では、赤と青チームに分かれて競われるビデオゲームのチーム戦の1000試合以上の勝敗を分析し、赤チームの勝率が55%まで上がったとのことです。
ダラム大学とプリマス大学の共同研究でも、フットボールチームが赤いユニフォームを採用することの優位性を示唆しました。
Come on you reds! - Durham University
ダラム大学のロバート・バートン博士によると、赤を身につけることによって通常よりもテストステロンの分泌が高くなり、生物学的な反応も上昇しているとのこと。
テストステロンはやる気やモチベーション維持には欠かせないホルモンで、達成感を求めてバリバリ働きたいなら赤を身につけると良いでしょう。
赤を身につけることによって自信がつき、やる気がみなぎり勝負強くなるというわけです。
内向的な人が自分を鼓舞するという意味でも赤を身につけてみてはいかがでしょうか。
赤を身につけてリーダーシップを発揮しよう
古くから赤はリーダーシップを象徴する色とされてきました。
情熱的でチームを引っ張る意味合いとイメージがあるようです。
戦隊ヒーローモノのリーダーでも中心となるリーダーはやっぱり赤が多いですよね。
ロチェスター大学の心理学者アンドリュー・エリオット教授とダニエラ・イニエスタ教授の共同研究では、女性たちは赤を身に着けている男性を「社会的地位が高く、出世しそうで収入も多そうだ」と認識することがわかりました。
動物界には赤=リーダーとする動物たちがが数多く存在します。
例えば群れで暮らすキンカチョウという鳥を観察する実験では、足に赤いバンドを付けたキンカチョウは高確率でリーダーになるという結果も出ています。
あまり自分を上手くアピールできない、引っ込み思案だという内向的な人はここでも赤のパワーを借りてみるのもいいかもしれません。
赤を身につけるとモテるようになる
赤のパワーは恋愛において異性にアピールするのにも役立ちます。
前出のアンドリュー・エリオット教授の研究では、赤を身につけている男性は「社会的地位が高く、出世しそうで収入も多そうだ」と認識するとお伝えしました。
これはもちろん女性にモテる大きな要因となります。
対する女性も、赤を身につけることによって外見的魅力と性的魅力、デートしたいかどうかのポイントが上がり口説かれる確率が多くなったそう。
女性も、男性にモテたければ赤を身に着けておいて間違いないというわけです。
人間に限らず、動物界でも赤という色は「性シグナル」となる場合も多くあります。
発情期になると、身体の特定部分が赤くなる動物は多々見られます。
集団で暮らすマントヒヒは、お尻の赤さを誇示することで多くのメスを独占します。
やる気ホルモンと紹介したテストステロンもモテとは無関係ではありません。
テストステロンの値が高い男性ほど性欲が高く、より多くの女性にアプローチします。
また、テストステロン値が高いほど筋肉質で男らしい体になります。自信があり活動的で集団を引っ張る能力もテストステロンが大きく関係しています。
赤を身につけることによって外的要因と内的要因の2つ面からモテる効果があるというわけです。
小物でもいいから赤を身に着けよう
「じゃあ赤いシャツを着ればいいの?」と思われるかもしれませんが、内向型人間にとってド派手なシャツを着るのはハードルが高いところ。
ご安心ください。これまでの効果はほんの少しの赤を取り入れるだけで効果があることがわかっています。
身につけるのが難しくない小物などから取り入れてみましょう。
ビジネスの現場であればネクタイを赤くする、など。赤いラップトップパソコンを持つだけでも効果があるそうです。
スマホのケースを赤にしてみるなんてのも良さげですね。
プライベートではより赤を取り入れやすく、首周りに赤いストールやマフラーを身につけるのも良いでしょう。
インナーを赤にしたり靴を赤にしたり靴下を赤にしたり…。
どこか一点だけでも赤を身につけるように意識してみてください。
きっとあなた自身の自己評価も周囲からの評価も変わっていくでしょう。
赤色に限らず、温度や手触り、匂いなどの感覚によって人が無意識下でどう影響されているかを書いています。
ご興味があれば。